かみ越後の豪農 保阪邸の公開 その3

こんにちは。
お米 通販の新潟コシヒカリ農家「内山農産」のスタッフ、チカです。

5月27日のこと、限定公開されていた上越市戸野目の保阪家の邸宅を見てきました。

広い庭園を散策した後、保阪邸の屋敷の中を見学しました。
今回公開されたのは、裏手に建つ「現」保阪邸のみ
「その1」に写真を掲載した、立派な怡顔亭(いがんてい)は残念ながら未公開でした。
でも秋の公開では、怡顔亭も公開する予定だと聞いたので、その時ぜひ見たいです。
庭先の睡蓮鉢。
睡蓮鉢
縁側から上がらせていただいて・・・可愛い欄間ですねぇ。
可愛い欄間
奥座敷!
奥座敷
鱗のような模様の床柱。              家紋入りの大きな鏡。嫁入り道具だとか。
床柱家紋入りの大きな鏡
三十六歌仙絵姿張りまぜ屏風。係員の方が説明してくださいました。
三十六歌仙絵姿張りまぜ屏風
屋敷の廊下を奥に進むと、テーブルと籐製の椅子が何組か置かれていました。
保阪邸公開に併せて、カフェが開設されていました。ケーキセット500円。
今度来る時は、椅子に腰掛けて、庭を見ながらケーキを食べたいです。
テーブルと籐製の椅子
保阪邸の屋敷を出て、蔵の方に回ってみることにします。
目に付いたのが、庭に立つ、大きなレンガの煙突。
大きなレンガの煙突
係員の方に説明を受けてびっくり。昔はここに台所があったんですって。
その名残がこの煙突というわけです。さぞかし大きな台所だったんでしょうね~。
裏側に回ってみると、少し壊れていました。
少し壊れていました
蔵の入り口近くに、苔で覆われた水鉢。
苔で覆われた水鉢
蔵の土間を借りて、地元の骨董屋による骨董市が開かれていました。
骨董市
係員から聞きましたが、この土間、不要になった屋敷の瓦を割って埋め込んであるそうです。
ちなみに、この蔵は道具蔵。他に米蔵、味噌蔵があったそうですが、現存せず。
駐車場から見た怡顔亭。
駐車場から見た怡顔亭
柵があって入れません。
今回は未公開で見られませんでしたが、今度公開する時にはぜひ見に来たいです。
戦後の農地解放などにより多くの文化財・財産が接収されてしまった保阪家。
今回公開された邸宅と庭園から想像するに、農地解放以前はさぞ凄かったんだろうなと。
こういった歴史価値・文化価値のあるものは、今後も大切にしていきたいですね。