横浜東京ぶらり旅 松井冬子展とぬぐ絵画展を観てきた

こんにちは。
お米 通販の新潟コシヒカリ農家「内山農産」のスタッフ、チカです。

1月8日の早朝、通常ならまだ夢の中にいる時間に起き出して、自宅を出ました。
JR高田駅から電車に乗って、長野へ向かいました。

早朝の長野駅前。ほとんど雪がない! 駅前発着の高速バスに乗車し、東京へ出発!
早朝の長野駅前高速バス

長野-池袋間の高速バスは上信越道を通り、途中上里SAで休憩。
上里SA
新潟とは違い、関東は天気が良いですのぅ・・・(*´∀`*)
うらやましく思いつつ、バス車内では爆睡です。

ほぼ定刻通りにバスは池袋駅前に到着。すぐにJR山手線に乗り渋谷駅へ。
東急東横線に乗り換えて、横浜市内のみなとみらい駅で降りました。

地上に出て歩いていると、工事フェンスに芸術家達の言葉が書かれていました。
その中に、日本画家の片岡球子さんの言葉を発見!
日本画家の片岡球子さんの言葉
3年ほど前に、横浜美術館で開催された「セザンヌ主義 父と呼ばれる画家への礼讃 ピカソ・ゴーギャン・マティス・モディリアーニを観に行ったんですけど、その時同時開催されていた「コレクション展 特別展示:片岡球子」で初めて彼女の作品を観まして。
その力強いタッチと色彩に深く感銘を受けたのを覚えています。

遥々来たぜ、横浜美術館!
開催中の「松井冬子展-世界中の子と友達になれる-」を観に来ました。
横浜美術館

展示室に入る前に腹ごしらえ。
併設のカフェで、海の幸のピラフをいただきました。
海の幸のピラフ

荷物をコインロッカーに預けて、いざ展示室へ入ります。

・・・これまで私が見たことがある「松井冬子」はごくごく一部であって、その向こうにはもっと深遠な世界が展開されていました。
すごかったなあ、本当にすごかった。
彼女の絵から放たれるエネルギーに中てられてしまって、帰宅後は旅の疲れもあって、ダウンしちゃったくらい(^^;

今回の展覧会の副題に、「世界中の子と友達になれる」という彼女の卒業制作のタイトルがつけられていますが、その副題自体にポジティブな意味合いはゼロ。
むしろ絶望の世界に突き落とされる感じ。
でも底辺から、二つの眼でしっかりと見据えているその景色(絵画)に心打たれました。

絵画って今は画集もあるし、なかなか生で観るのって難しかったりしますけど、やっぱり実際に絵の前に立って見るべきだなって思いました。
画集で観るのとは得られるものがぜんぜん違う。
目の前で画家の呼吸が感じられる。え、こんなふうに描いてたの?!って驚くことばかり。
画集では小さくつぶれてしまったタッチが、リアルに感じられて、圧倒されます。

そんなこんなですごく楽しかったし刺激的だったんですが、ゲッソリ疲れて美術館を出ました。
外に出てみたら、あれ!もう2時間が経過してる!

急いで次の目的地へ向けて移動。都内の地下鉄竹橋駅で降ります。
日が傾きつつある竹橋交差点にて。
竹橋交差点

北の丸公園にある東京国立近代美術館へ。
「ぬぐ絵画 ‐日本のヌード1880-1945‐」を観に来ました!
東京国立近代美術館

日本で「はだかの絵」が描かれるようになって約130年。
先人たちの苦労と、その後の展開が分かりやすく展示されていて面白かったですね。
黒田清輝の「智・感・情」を生で見れて感激でした。
やっぱり間近で観ると違うなあ・・・乳房の描写位置をずらした跡もはっきり残っていた。

それにしてもやっぱり皆さん、はだかって気になるものですね!
はだかは芸術かエロスか。楽しかった!

帰りは、池袋発着の上越直行便の高速バスを利用しました。
高速バス
深夜発着の高速バスは疲れますけど、安いですしね・・・。
どんぶらこどんぶらこと揺られて、無事に上越へ戻ってまいりました。

今回の(自分への)お土産。
横浜美術館のミュージアムショップで購入した、松井冬子展のカタログと、ブルーヒッポ。
松井冬子展のカタログと、ブルーヒッポ
ブルーヒッポは「エジプト王室の守り神」なんですって。
動物コレクションにお友達がまたひとつ増えました。

時間があれば、原美術館にも行きたかったのですが、それはまた機会があれば。
楽しい旅でございました。