裏通りの秋と、町家にて

こんにちは、チカです。
花ロードを楽しんだあと、ちょっと裏通りへ・・・。
子どもの頃に食べた、マルカワグレープマーブルガムに似ています!
グレープマーブルガム
この植物、「紫式部」って言うんですって(節子ママに教えてもらいました)。
節子ママ曰く、「葉っぱをすべて取って、活けるととても綺麗」
金木犀は香る花を散らしていました。
金木犀
帰る道すがら、高田小町へ寄ってみました。
カフェや染・織物の展覧会を開催しているようで、賑わっていました。
小町の2階から。何本もの太い梁が、町家を支えています。
太い梁
大町通りにある、旧今井染物屋。これは"造り込み式雁木"と言います。
他に造り込み式の雁木はあるんでしょうか? "落とし式"がほとんどでは?
旧今井染物屋
雁木は、各家の軒が伸びていて柱で支えられ、その下を雨や雪に当たることなく通行できるようになっています。なお、雁木は公道ではなく、各家の敷地なんですよ。
*工業高校建築科の先生が、雁木について紹介しているブログを見つけました→建築のウンチク話:青春18きっぷの旅(雁木の町〜新潟県上越市高田〜)
最後に東本町通りの、麻屋高野商店へ。
あわゆき組が、甘味処あわゆき亭をやっていましたが、満腹だったので眺めるだけ・・・。
高野商店の土間に雪下駄が並んでいました。(左から2番目は違いますけど)
雪下駄
雪下駄は、昔の高田には無くてはならない履物で、私も小さい頃に履いた記憶があります。でもその頃は既に一般的ではなく、お正月に母方の実家へ行くために着物を着て、履いたことがあるだけ。
現在、雪下駄を作っている職人はただ一人。齢89歳、竹田履物店の竹田亀治さん。(小学生のとき、お店を訪れたことがあります)
跡を継ぐ人もおらず、高田の冬の生活を支えた雪下駄は、竹田さんの代でその姿を消すことになります。寂しいですが、世の常なのでしょうか。
高田の街を回っていると、ノスタルジックになるんですよね。
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