中干しと穂肥(7月中旬)

こんにちは、チカです。
本日はまず、「中干し(なかぼし)」、そして「穂肥(ほごえ)」について説明します。
「中干し」とは、夏の暑い盛りに、水田の水を抜いて、土を乾かすこと。
土の中に空気が入り、肥料が分解され、苗の根が養分を吸いあげ、苗が青々と大きく生長し、根は地中深くに伸び、倒れにくくなります。
今年は雨が続いて、なかなか土が乾かずヤキモキしましたよ・・・。
「穂肥」とは、字のごとく、稲穂を肥やすための肥料を撒くこと。
穂が出る前に肥料を撒くことで、モミの数を増やし、モミの実入りを良くし、収量を上げ、食味を良くします。
施肥の時期や量は一定ではなく、品種や茎の数、葉色などで判断します。
背負動力散布機(動墳)に肥料を入れます。入れる肥料の量は、20kg!
背負動力散布機
有機栽培米の田んぼには、バイオペレを施肥しました。
特別栽培米の田んぼには、軽量一発穂肥N-30を施肥しました。
さあ、重い動墳を背負って、施肥するぞ!
施肥
動墳の赤いパイプの先から、肥料が散布されます。
肥料が散布されます
社長とヒロトは交代で動墳を背負って、穂肥えをしていました。
ところで、この日穂肥えをしたのは、『合鴨こしひかり』の田んぼ。
中干し中の田んぼをよく観察すると、動物の足跡がいくつも残っていました。
動物の足跡動物の足跡
合鴨のヒナを狙って、腹を空かせたタヌキなどが夜間に出没していたんです。
でも安心。電気柵がヤツラを寄せ付けません!
今年も一羽も欠けることなく、次の住まいへ引越ししていきました。
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 【農業生産法人 (有)内山農産】