チカのぶらり旅 桜探訪その4

こんにちは、チカです。
4月12日の出来事。
その後、東本町1丁目の高野麻屋さんに来ました。
今はもうご商売はされていませんが、昭和10年築という立派な町家を活かし、季節ごとに開かれる町家関連のイベントで、場所を提供されています。
昨日、「高田ならではのものがあった」、と言うのはこれ。
雪下駄です!お土産用のミニサイズ。可愛いでしょう?
雪下駄
横から見た、ミニ雪下駄。小さいながら、手が込んでいます。
ミニ雪下駄
一本歯の雪下駄は、雪が歯に食い込みませんし、防寒・防水のため、つま先は革で覆われています。(お土産用は布ですが)
江戸時代に高田藩の御用医が、雪道でも歩けるように発明したとか。
これらのミニ雪下駄を作られたのは、竹田亀治さんという職人さんです。
「豪雪の町、高田」の人々の冬場の生活を支えてきた雪下駄。
しかし、時代の移り変わりとともに、廃れていきました。
職人が次々と辞めていくなか、たった一人製作を続けられてきたのが、竹田履物店(東本町5丁目)の竹田亀治さん(90歳)。
高田で唯一の雪下駄職人 竹田亀治さん86 (05/7/26)」(読売新聞新潟版)
しかし、その竹田さんも、今年3月31日を持って店を閉められました。
ご高齢のため、自信を持って売れる商品を作ることが出来くなったとご決断。
高田で200年以上続いた、雪下駄作りの技術が失われる、なんとせつない!
内山農産の先月のお便りで、この件を取り上げています。
お便りに載せるため、私もイラストを一枚描きました。ミニ雪下駄。
ミニ雪下駄
高野麻屋のミセ先には、わらぐつや農具、民芸品、町家関連のTシャツやチラシなども置いてありました。
わらぐつ
畳に上がらせていただくと、懐かしや長火鉢。
懐かしや長火鉢
チカ家も私が生まれる前、長火鉢を使っていました。今はもう無いようですが。
奥では、九谷焼の展示会が開かれていて、蒐集家の方が来場客に熱弁中。
印象的なグリーンの猪口。獅子が描かれた大皿2枚。
グリーンの猪口獅子が描かれた大皿2枚
これらは高野麻屋さんのものでしょう、丑の置物と菊の陶器。
季節を感じる箸置きも。もちろん九谷焼ではありません。
丑の置物と菊の陶器箸置き
懐かしく面白いものを見せていただいて、お店をあとにしました。
次は、本町2丁目のもちや菓子店さんへ、焼きたて団子を買いに行きました。
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 【農業生産法人 (有)内山農産】