種もみの温湯消毒
こんにちは。
お米 通販の新潟コシヒカリ農家「内山農産」のスタッフ、チカです。
昨日から良い天気となり、今日も青空が広がっています。
気温も上がって、外は気持ちがいいです。
先日から温湯種子消毒(おんとうしゅししょうどく)を行なっています。
温湯種子消毒とは、種もみをお湯に浸して消毒することです。
お湯に種もみを浸して、病気や虫の発生を抑制します。
有機栽培米を作っているため、農薬は一切使わないので、この方法を採っています。
有機栽培米以外のお米もすべて、種子消毒には農薬を使っていません。
種もみ入りのネット袋を二つずつ並べて、ひもで結びつけます。
金属製の大きな角槽に水を入れてボイラーで沸かし、種もみをお湯に沈めていきます。
ひもを二本の角材の上に渡して、種もみを水中に浮かせた状態にしています。
60度のお湯に約10分間。
時間が経ったら、種もみをお湯から引き上げます。
湯気が立った種もみ。しばらくこのままで水を切ります。
冷たい水に種もみをドボン! 熱い種もみを冷やします。
粗熱が取れたところで、水から引き上げて、水を切ります。
再び新しい冷たい水に種もみを入れていきます。
約10日間、水を吸わせます。
温湯消毒の一連の作業は、以上で終了。
途中、多い時で3回ほど水を入れ替えて、10日間。
これで、冬眠していた種もみが目覚めるのです!