「プロフェッショナル」を見て 〜合鴨農法〜

みなさん、こんばんは。チカです。
今週24日(火)の夜10時から、みなさんは何をしていましたか?
私は、NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ていました。
今回は、合鴨農法を確立した農家、古野隆雄さんが紹介されていました。
当社も一部の田んぼにだけですが、合鴨農法を取り入れています。
合鴨農法を始めて3年目。1年目はたぬきに食われ、2年目も色々ありました。
今年は、田んぼの真ん中の雑草だけ食べてくれないという事態が発生。
まだまだ試行錯誤が必要です。
その合鴨農法を確立した農家さんということで、楽しみにしていました。
米作りは30数回ほどしかできない、と古野さん。
そう、米作りはその人の人生で、せいぜい40回くらいしか出来ないんですよね。
1回1回を大事にしなければいけません。
古野さんは目じりを下げて、合鴨に話しかけてました。
私も、返事があるわけでもないのに、自然と口をついて出てしまいます。
だって、可愛いんですよ!仕方がありません。
合鴨は「ヒエ」を食べません。
だから当社の鴨田も、ヒエだけはびっしり生えてしまっています。
これだけはどうしようもなく、手作業で除草していくほかありません。
このヒエぬき(当社では【シーぬき】と言います)、ガンガンの太陽を背に一心不乱にやる作業、ものすごくタイソウだそうです(節子ママ談)。
古野さんは千羽もの合鴨を孵化させ、最後に食用として出荷するまで飼育されてましたが、当社社長は、今の当社ではとても無理だと言っています。
孵卵器などの器材と、飼育する時間の確保のほかに、飼育する場所が問題です。
合鴨の出す鳴き声、臭い、埃など、周辺住民の方々になるべくご迷惑をおかけしないようにしなければならないからです。
今年は40羽くらいの合鴨しか飼っていませんでしたが、もっと大量にとなると・・・・まだまだ厳しいです。
何よりも社長が関心を持っていたのが、「乾田直播き」での合鴨農法。
これが農法として確立すれば画期的だと言っていました。
古野さん、いつか完全に成功させる日がくるのでしょうか。
この方なら、いつかやってくれそうですね。
合鴨と家族と二人三脚で農業を営む古野さん、輝いてみえました。
さてさて、少し前の写真ですが、合鴨に懐かしさをこめて振り返ってみます。
まずは雛ちゃん。ピヨピヨ、大変可愛かったものです。
合鴨の雛
そして大きくなってから田んぼに放たれ、懸命に雑草や虫を食べている姿。
何だよ、という目つきで私をにらんでいます。
雑草や虫を食べている私をにらんでいます
最後に、合鴨たちの除草部隊。
除草部隊
懐かしいですね。合鴨が当社にいたのが、遥か昔のことのようです。