お米のとぎ方・水加減・蒸らしなど、おいしいご飯を炊くための6つのポイントを紹介します。
1.お米をキチンと計る
お米は、炊飯器に付属の計量カップ(180ml)ですりきりで計ります。
同じカップで水加減も計ります。
キチンとお米を計ることが、おいしいご飯を炊くための第1のポイントです。
2.手早くリズミカルにお米を洗う
お米は手早く洗いましょう。
最初はたっぷりの水で数回軽く混ぜるようにして手早く洗い、すぐ水を捨てます。
あとは2~3回水を替えて、やさしく洗います。
最後は水気をキチンときりましょう。
※力を入れ過ぎたり、ザルを使ってとぐと、お米が割れてしまうことがありますので、ご注意ください!
なお、洗い過ぎも美味しく炊きあがりませんので、手早く力を入れ過ぎないように洗って下さい。
※玄米の場合は、手のひらで玄米をすり合わせるようにして米の表面に傷をつけると(もみ洗い)、水を良く吸ってやわらかく炊き上がります。
3.大切な水加減をキッチリと
ご飯のおいしさを左右する水加減。
できればお米を計量した同じカップで、キッチリと水加減をしましょう。
おいしいご飯を炊くための水加減は、お米の容量に対して、白米は1.2倍の水量、玄米は1.5倍の水量、新米(白米)は1.1倍の水量が標準です。
やわらかめに炊きあがった場合は水を少なめに、かための場合は水を多めに調整してみてください。
※一般的に水加減は炊飯器の目盛りどおりでもOKですが、新米はやわらかめに炊きあがる可能性が高いですので、水量は少なめにしたほうがおいしく炊きあがります。
4.ふっくらご飯のためにお米に充分水を吸わせる
ふっくらしたご飯を炊くコツは、お米に充分水を吸わせることです。
水温によって多少異なりますが、夏なら30分、春秋は1時間、水温の低い冬は2時間は水に浸しておきましょう。
※玄米の場合は、水を吸いにくいため、最低6時間以上(できれば一晩)は水に浸しておきましょう。
※夏場は、冷たい水で炊いたほうが美味しく炊き上がると言われています。
5.あわてず、さわがず、じっくり蒸らす
蒸らしは、自動炊飯器でもご飯をおいしく炊くポイントのひとつです。
蒸らし機能のない炊飯器の場合は、スイッチが切れた後、そのまま10~15分程おいてください。
これは、最終的にご飯粒の水分を均一にするためで、もちろん途中でフタを開けることは禁物です。
蒸らしが充分でないと、ご飯全体が水っぽくなってしまいます。
6.しゃもじでほぐして、最後の仕上げ
蒸らしが終わったら、できるだけ早くご飯をほぐします。
炊き上がってそのままにしておくと、ご飯が蒸れ固まってしまうことがあります。
釜の底の方からご飯粒をつぶさないように、大きく掘り起こすようにふんわり混ぜます。
余分な水蒸気が逃げて、ふっくらとしたおいしいご飯になります。